こんにちは。エンジニア大学編集部です。
前章では、「データの種類」について学びました。
この記事では、今までもたびたび登場していた変数について学びでいきましょう。
変数は、すべてのプログラミング言語に登場する重要な概念ですので、ここできっちり基本を押さえていきましょう。
変数とは
プログラムを書くときには、さまざまなデータをさまざまなところで使います。ときには、長い文字列や、同じ数値・計算式を何度も繰り返し使うこともあります。とはいえ、その都度同じデータを書き込むのは面倒ですよね。そんなときに役立つのが変数です。
変数とは、さまざまな文字列や数値を入れておく箱とイメージしていただくとわかりやすいでしょう。
その箱に便宜上の名前(変数名)をつけ、中身のデータの代わりに変数名を書き入れ使い回すことで、同様の処理が簡単におこなえるようになります。
変数を使うときのルール
ちなみに変数名を付ける際には、以下のようなルールがあります。
- 必ず$からはじまる
- 使えるのは半角英数字、_(アンダースコア)
- 大文字小文字は区別される
- $のあとに数字は使えない($name123 ○、$123name ×)
難解なように見えるかもしれませんが、使ってるうちに体で覚えてくるのでご安心ください。
変数の使用例
以下のような画像をご覧ください。
左側が変数を、右側が中身のデータをあらわします。今回は、変数名を「hensu」としました。実際には入れるデータの実態を表す変数名をつけるように心がけましょう。
例えば、名前を入れておく変数だとしたら「$name」と命名するでしょう。
「=」は代入演算子といい、右側の「” ”」で囲まれた文字列を左側の変数に代入するという意味合いを持ちます。
この場合、$hensuという箱(変数)に「プログラミングの世界へようこそ」という文字列が代入されたということになります。
そして、「プログラミングの世界へようこそ」と出力したいときには、以下のように使うことができます。
上記のようなコードを書いた場合、ブラウザに「プログラミングの世界へようこそ」と出力されます。$hensuという変数の中に入った文字列が出力された状態となります。
このように使うことで「プログラミングの世界へようこそ」と出力したいときに、何度も「プログラミングの世界へようこそ」と書かなくても、$hensuと書くだけで済むようになります。
まとめ
- 変数とは?
- 変数を使うときのルール
- 変数の使用例
今回はPHPで変数を使う基本を学びました。
次章では、変数の値を更新するについて学んでいきましょう。
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