0章：PHPの基本を理解しよう

こんにちは。エンジニア大学編集部です。

PHPはWebアプリケーションを作ることに適したプログラミング言語です。PHPを学ぶことでSNSやショッピングサイトといったWebアプリケーションを作ることができます。

PHPはFacebookやSlackなど有名サービスに使用されており、人の役に立つサービスを作りたい人にはとても魅力的なプログラミング言語です。

この記事では、PHPの概要と基本的な書き方についてプログラミング初心者でもわかるように専門用語をなるべく使わずに解説していきます。

この記事を読み進めることで、以下のようなPHPの基本を理解することができます。

PHPとは？

PHPは「Hypertext Preprocessor」の略で、WebサービスやWebアプリで使われることの多いプログラミング言語です。HTMLと組み合わせて使うことで、HTMLだけではできない動的なコンテンツを作ることができます。

PHPはC++やRustなどの静的型付け言語とは異なり、変数の型を意識しなくてもコードを書くことができる動的型付け言語と呼ばれる言語です。

例えば、C++では以下のように整数の変数：num に 30という値を保存しますという意味のコードを書かなくてはなりません。

しかし、PHPでは以下のようにシンプルに書くことができます。

PHPはこのように、変数の型を意識する必要がない動的型付け言語なので、意識しなければいけないことが一つ減る分、初心者向けの言語と言えます。

しかし、初心者向けだからと言って、高度なサービスに使われていないわけではありません。次からはPHPが使われている代表的なサービスについて紹介していきましょう。

日本でも2,800万人以上が利用しているSNS『Facebook』は、PHPを利用している最も有名な企業です。

PHPを独自に改良したHackという言語を利用しています。

『Wikipedia』もPHPで作成されたサービスとして有名です。

Wappalyzerやbuiltwithの情報を見ると、PHP7.2が利用されていることがわかります。

『Slack』は、Webブラウザからも利用できるビジネスチャット・コラボレーションツールです。

チャット特有の迅速なやりとりだけではなく、1つのチャットの中でもプロジェクトやチームごとにチャンネルを分けることができます。

SlackはPHPだけでなく、JavaScriptやJavaなども組み合わせて作成されています。

本章では以下の内容を学びました。

次からはPHPを使った本格的な開発のやり方を紹介していきます。

PHPを学んで、本格的なWebサービス作りに挑戦していってみましょう！

それでは、次章からはPHPを使った本格的なプログラミングをするために必要不可欠な「echo」について学んでいきましょう。