転職活動で、マイナビIT AGENTに登録してみようか、と考えている方もいらっしゃるかと思います。IT業界に強いエージェントは他にも色々とあるので、どのエージェントにすればよいか迷うこともあるかもしれませんね。
登録するために、「自分に役に立つのかな?」と情報を探してみても、公式サイトには表向きの情報しかありませんし、口コミ系のサイトでも情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に登録して大丈夫なのかな?と思ってしまうでしょう。
このページでは、マイナビIT AGENTを使った転職について、どうしたら有益な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう利用すべきか、現役エージェントの知見から、マイナビIT AGENTでの転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、マイナビIT AGENTを利用した転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがマイナビIT AGENTを使って転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、マイナビIT AGENTで理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
マイナビIT AGENTでの転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、マイナビIT AGENTでの転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきマイナビIT AGENTの特徴
- IT業界経験者向け。とにかく求人数が豊富。
- 手厚いサポート体制があり、転職が初めての方でも安心。
- ハイクラス転職にも対応している。
- キャリアアドバイザー全員がIT業界出身者ではなく、業界に詳しくない場合もある。
- 求人数が多く、求人の質が一定ではない。
- 求人の専門性が高くないため、これまでのキャリアが活かしにくい。
マイナビIT AGENTに登録するうえで、押さえておくべきポイント
- 求人数が多いため、中には専門性が高くない求人も含まれる。
- 40代、50代で既に専門的なスキルを十分積み上げている方は、他の転職エージェントを利用したほうがよいかも。
マイナビIT AGENTって、どんな転職エージェント?
マイナビIT AGENTは、株式会社マイナビが運営するIT・Webエンジニアの転職に特化したエージェントです。コンサルティングファームから大手SIer、メーカーやベンダー、WEB・ゲーム系など幅広い企業への転職成功実績があり、3分ほどで終わる簡単な登録により、手厚い転職サポートが受けられます。同じようなIT業界特化型のエージェントとして、レバテックキャリアなどがあります。
マイナビIT AGENTのメリットは?
IT業界経験者向け。とにかく求人数が豊富。
マイナビIT AGENTの一番のメリットは、何といっても非公開求人が大変多いことです。求人情報の約8割は非公開求人となっており、この中には大手企業や有名企業も多く含まれます。
総合転職エージェントとして知名度抜群のマイナビエージェントの中でも、IT・通信系は3割を超す求人があり、もともとIT系に強いエージェントです。IT・通信系分野はAIによる技術革新が期待されており、今後も求人数は伸び続けると予想されています。
このように求人数が豊富であるため、様々な求人があります。他エージェントでは、業界経験者向けの求人は数が少ないこともありますが、マイナビIT AGENTならば心配いりません。転職成功された方の口コミでも、期待通り、キャリアアドバイザーの方はとても誠実に丁寧に、転職活動をサポートしてくれたとのことです。
マイナビIT AGENTは、ステップアップ転職を望む方々を転職成功へと導く確かなノウハウを有していると考えられます。「IT業界で、思い切ってステップアップにチャレンジしたい!」とお考えの方には、おすすめのエージェントです。
手厚いサポート体制があり、転職が初めての方でも安心。
これを読んでいる方の中には、転職が初めてという方もいらっしゃると思います。「何からはじめればよいか分からない。」「就職活動以来の面接で緊張する。」など不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
他エージェントの場合、面接対策セミナーを開催し、その後は各自の努力次第というところもありますが、マイナビIT AGENTは違います。職務経歴書のブラッシュアップや模擬面接の他、求職者の都合に合わせて夜間や土曜(9:30~17:30)の相談も受け付けています。これらは、利用回数や期間に制限なく行われるということなので、自分が納得いくまで準備ができそうですね。
さらに、求人のリサーチ、エントリー、面接日程などのスケジュール調整や給与などの条件交渉等の代行もあり、スムーズに転職活動を行えるよう強力にバックアップしてくれます。
第二新卒から30代にかけての若年層の転職支援に力を注いでいるマイナビIT AGENTだからこそ、転職が初めての方でも安心できるような仕組みがちゃんとあります。転職経験のない方は、登録しおいて損はないでしょう。
ハイクラス転職にも対応している。
マイナビIT AGENTは幅広い求人を持っているため、ハイクラス向けの求人ももちろんあります。IT業界・インターネット業界を指定して年収1,000万円以上の条件で求人検索したところ、非公開もあわせて約1,600件の求人がありました。
年収水準が高いポジションの場合、採用枠が少ないことがほとんどです。マイナビエージェントIT では、随時「IT業界ハイクラス転職相談会」を行っており、ハイクラス転職を考えている方もしっかり支援を行っています。
マイナビIT AGENTで失敗しないために知っておくべきデメリット
キャリアアドバイザー全員がIT業界出身者ではなく、業界に詳しくない場合もある。
マイナビIT AGENTには、IT業界出身のキャリアアドバイザーが多数在籍していますが、全員がIT業界出身というわけではありません。また、大手エージェントであるためキャリアアドバイザーの人数も多く、中には新卒で採用され、経験が少ないこともあります。実際、入社して2年目の若いアドバイザーが担当に付き、正直言って使えなかったという体験者の声もありました。
担当者が気に入らないというのは、マイナビIT AGENTに限ったことではなく、どのエージェントでも在り得ることです。そんな時は、時間を無駄にしないためにも担当の変更を申し出ましょう。
求人数が多く、求人の質が一定ではない。
求人数が多いのは選択肢が広がるということであり、メリットでもあると言えるのですが、求人の質が安定しない、情報が多すぎて選びきれないといった別の面があります。
関東を中心に仕事を探していて、もう少し絞った情報を知りたいという方は別のエージェントを利用するのも良いと思います。レバテックキャリアは大手ではありませんが、都内の求人が多くIT業界に特化した転職エージェントであり、首都圏でIT業界に転職したい方にはおすすめです。
逆に、中規模のエージェントだとカバーしきれない地域で転職をお考えの方は、マイナビIT AGENTのような大手の方が、自分の希望に沿った案件に出会えるかもしれません。
求人の専門性が高くないため、これまでのキャリアが活かしにくい。
マイナビIT AGENTは、「20代に信頼される転職エージェントNo.1」と謳っているように若年層の転職に力を入れていますが、その良さが裏目に出る場合もあります。30代後半以降では、これまでの経験やキャリアを活かせるような専門的な求人が少ないという声もあるようです。
一般的なスキルではないけれど、これまで磨いてきた個性的なスキルを活かしてこだわりのある転職したいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。そういう方には、ITエンジニアとWebクリエイター専門の転職エージェントであるレバテックキャリアなどがおすすめです。
マイナビIT AGENTの特徴から、向いているのはどんな人?
これまでのメリットやデメリットを踏まえ、マイナビIT AGENTの利用をおすすめしたいのは、以下の方です。
IT業界の経験者で、転職自体が初めてで手厚いサポートを受けながら転職活動をしたい人
IT業界も考えているが、どの業界に転職するかまだ迷っているような方にもおすすめです。豊富な案件を有している大手エージェントだからこそ、多くの選択肢があります。マイナビIT AGENTは若手の転職に注力しているため、社会人経験自体が浅い若年層の方にも向いています。
マイナビIT AGENTを上手に使いこなすためのコツ・注意すべきポイント
ここからは、実際にマイナビIT AGENTに登録完了した後の話になります。
マイナビIT AGENTの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。
仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。
求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。
言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。
また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。
転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう。「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
まとめ:評判の良し悪しは、年代とIT業界経験の有無による。
マイナビIT AGENTについて、必要な情報は全て提示しました。
20代から30代の若い方で、転職活動が初めてで手厚いサポートを受けながら転職活動をしたい方、IT業界経験者でステップアップに挑戦したい方には間違いなくおすすめです。レバテックキャリアとよく比較されますが、登録するための入力内容は同じですし、どちらも無料です。両方利用して、転職市場価値を知るための情報収集として使ってみても良いのではないでしょうか。
理想の転職が実現できるよう、少しでも参考にしていただければ光栄です。
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