転職活動で、レバテックキャリアに登録してみようか、と考えている方もいらっしゃるかと思います。IT/Web業界のエンジニアやクリエイター向けであるため、ご存じない方も多いかもしれませんね。
登録するために、「自分に役に立つのかな?」と情報を探してみても、公式サイトには表向きの情報しかありませんし、口コミ系のサイトでも情報量が膨大で見るのも大変です。結果、本当に登録して大丈夫なのかな?と思ってしまうでしょう。
このページでは、レバテックキャリアを使った転職について、どうしたら有益な情報を得られるか、そのうえで転職したいと思ったらどう利用すべきか、現役エージェントの知見から、レバテックキャリアでの転職について触れたいと思います。
このページを読んでいただければ、レバテックキャリアを利用した転職についての情報は一通り揃っているかと思います。あなたがレバテックキャリアを使って転職すべきかの判断材料になり、さらに転職したいと思った場合、レバテックキャリアで理想の転職が実現できる可能性が高まるはずです。
レバテックキャリアでの転職についての所見まとめ
次章以降で詳細について触れますが、レバテックキャリアでの転職についての所見をまとめます。
転職を考える際、押さえるべきレバテックキャリアの特徴
- ITエンジニアに特化しており、開発系・インフラ系求人への転職サポートが豊富。
- IT業界の専門知識を持つキャリアアドバイザーとの面談で、潜在的な強みと今後のキャリア設計がわかる。
- 20代後半~40前半の転職事例が豊富なため、様々なキャリア事例を教えてもらうことができる。
- 求人のほとんどが関東である。
- 未経験者向けの求人はほぼ取り扱っていない。
- キャリアアドバイザーの質に偏りがある。
レバテックキャリアに登録するうえで、押さえておくべきポイント
- 求人の多くが首都圏に集中しているため、関東で転職したい方向け。
- ITエンジニア経験者向けに特化しているため、未経験の方は他の転職エージェントを利用すべき。
2.レバテックキャリアって、どんな転職エージェント?
レバテックキャリアは、ITエンジニアとWebクリエイター専門の転職エージェントサービスです。Webで登録した内容をもとに、担当コーディネーターがマンツーマンでカウンセリングを行います。その後、非公開を含む求人紹介があり、応募・面接、内定・入社という流れになっています。
カウンセリング実施以降は、スマートフォンにて「メッセージアプリ」でのやり取りが可能になり、気軽にキャリアアドバイザーとコミュニケーションが取れるようになっています。 IT業界特化型のエージェントであり、マイナビエージェントITが最も近い存在と言えます。
レバテックキャリアのメリットは?
ITエンジニアに特化しているため、ニッチなスキルを活かせる等こだわりのある転職が可能。
転職を考える場合、今の仕事とは全く別のことをしてみたいという方ももちろんいらっしゃると思いますが、多くの方が、今と同じような業界で別の会社で働いてみたいと考えているのではないでしょうか。その場合、自分の希望業界に的を絞った転職エージェントがあれば効率がいいですよね。
レバテックキャリアは、ITエンジニアとWebクリエイター専門の転職エージェントであるため、通常の転職エージェントでは取り扱っていないような珍しい求人案件を多数取り扱っています。自分で探すのが難しいような、外資系やベンチャー企業などと出会う可能性もあります。
口コミにも、『他にない独占求人が多くて驚いた。都内の求人は豊富で、いくつかエージェントを掛け持ちしようと考えていたが、レバテックキャリアだけで十分。』といったような意見がありました。
また、求人検索でスキル別に検索できるところが便利だったという意見もありました。言語、OS、DB、フレームワーク、デザインツールなど、かなり細かくスキルを絞ることが出来ます。自分の持つスキルを必要としている企業を探しやすいのはありがたいですね。
専門知識を持つキャリアアドバイザーとのテクニカルヒアリングにより、潜在的な強みを発見できる。
レバテックキャリアのキャリアアドバイザーはIT業界や技術面に精通しており、深い知識を持っています。もともとエンジニアとして働いていた方なども多く、現場ならではの困りごとや要望を分かってくれるところが心強いようです。
テクニカルヒアリングは時間をかけて行い、そもそも転職は必要かなど、転職以外の選択肢も考えながら話を進めていくということなので、まだキャリプランが明確になっていない段階でも、まずはカウンセリングを受けてみるというのも良いかもしれませんね。
また、キャリアアドバイザーがフランクで話しやすいとう評判もあります。専門的な知識を持つキャリアアドバイザーと和やかに話すうちに、自分の隠れたスキルや潜在的な希望などを洗い出せるかもしれません。きっちりしたことが苦手な方、堅苦しいと素の自分を出せない方にはぴったりかもしれませんね。
職務経歴書、面接は企業ごとに対策が可能。
レバテックキャリアの強みの一つに、「内定率の高さ」が挙げられます。希望者には徹底的な職務経歴書の添削を行っており、これで書類通過率が大きく変わります。同じスキルでも企業によって評価するポイントが異なるため、書き方にもコツが要ります。
レバテックキャリアではキャリアアドバイザー以外に、現役エキスパートエンジニアからの添削を受けることもできるので、より強く自分をアピールできる職務経歴書を作成することが可能です。
また独自の資料があり、過去の面接時の質問例や内定に至らなかった理由などの情報も持っているため、面接対策がしやすいという特長があります。現場のプロジェクトマネージャーやメンバーと年間累計3,000回以上ものミーディングを行い、業界での信用度も非常に高いレバテックキャリアならではの利点だと言えますね。
オリジナル資料を元に、質問の傾向などを踏まえた上で模擬面接を実施しているということなので、かなり手厚いサポートが受けられると言ってよいでしょう。
レバテックキャリアで失敗しないために知っておくべきデメリット
求人のほとんどが関東である。
レバテックキャリアは首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)、関西(大阪、京都、兵庫、滋賀)、福岡に案件が集中しています。求人の半数以上が東京であることから、関東、特に東京を中心に転職活動を行いたい方には向いています。
※福岡にもサービス拠点がある為、京都や兵庫よりも案件数は多くなっています。
レバテックキャリアが対応していない地域の方は、例えばマイナビエージェントITなど、他の大手転職エージェントを利用したほうが良いでしょう。
未経験者向けの求人はほぼ取り扱っていない。
案件が関東に集中していることもあり、他の大手転職エージェントと比較すると求人数が少ないです。
また、レバテックキャリアはエンジニア経験者向けの求人に特化しているため、未経験者向けの求人は多くないようです。
「IT業界は未経験だけど挑戦してみようかな?」とか「どの業界に転職するか、まだ決めかねている。」といった方は、広く浅く業界をカバーしている大手転職エージェントの方が向いているかもしれません。
キャリアアドバイザーの質に偏りがある。
レバテックキャリアを運営しているレバテック株式会社は、レバレジーズ株式会社の分社化により、2017年に設立されました。若い会社ということもあり、キャリアアドバイザーの中にも経験を多く積んでいる人とそうでない人が混在しています。
口コミには、何でもLINEで済ませようとする印象を受けた、もう少し年配のキャリアアドバイザーさんの方が話しやすいと思った、などの意見がありました。
実績を積んでいるかどうかだけでなく、相性が悪いということもあり得るので、その場合はキャリアアドバイザーの変更を申し出ましょう。
レバテックキャリアの特徴から、向いているのはどんな人?
これまでのメリットやデメリットを踏まえ、レバテックキャリアの利用をおすすめしたいのは、以下の方です。
首都圏を中心に転職を考えていて、IT業界でニッチなスキルを活かしたい人
名前の通ったところに転職したい、有名企業に転職したいということを第一に考えるなら、他の大手転職エージェントのほうが良いかもしれません。しかし、自分のスキルをもっと別の形で活かしたい、大手エージェントで取り扱っていないようなこだわりのある転職がしたいという方には、ユニークな会社を紹介してもらえる可能性があります。
レバテックキャリアを上手に使いこなすためのコツ・注意すべきポイント
ここからは、実際にレバテックキャリアに登録完了した後の話になります。
レバテックキャリアの担当者から、面談の誘いについての連絡が入ります。その後面談を行うわけですが、そこからの注意点をお伝えします。
仕事観や人生設計含め、転職エージェントに対しては、本音トークを心がけましょう。
転職希望者にとって、転職は人生を賭けた勝負です。そのため、転職エージェントとは最初から本音トークを行いましょう。隠し事はもちろん遠慮して本音を伝えないと、後から「お互い時間の無駄」になってしまいます。求人企業との面接とは違い、転職エージェントは橋渡し役の立場になるため、「どんな会社を受けたいのか、どんな会社は受けたくないのか」「どんな仕事がしたいのか、どんな仕事はやりたくないのか」この辺は遠慮なく伝えてください。言ってしまえば、転職エージェントにとって、転職希望者は「商品」という位置付けです。そのため、転職希望者がどんな人間なのか?もちろん初対面ですから知らないわけで、それを知ることによって、提示される求人の精度が高まります。あなたにとっても、求める求人情報以外は提示されたくないと思いますので、遠慮なく最初に本音を伝えておきましょう。また、複数の転職エージェントを利用する場合、その旨も先に伝えておきましょう。そうすることで、他の転職エージェントに勝つために、あなたへの対応優先度が上がる可能性があります。
転職エージェントから紹介された求人情報に断りを入れる際は、次につながる断り方をしましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「うーん、この会社か、あんまりいい話聞かないな。。」とか「うーん、この会社にはすごく入りたいんだけど、この仕事はちょっとな。。」と思う時が必ず訪れるでしょう。その際は、転職エージェント側の気持ちを踏まえ、以下のように次につながる断り方をしましょう。
- 断りを入れる前に、その求人情報が自分に合うと、どの点で判断したのか聞いてみる。そのうえで、自分の希望に合わない点を伝えたうえで断りを入れる。
- その会社で働いている(働いていた)知人や友人がいて、内情を聞いている限りどうしても興味が湧かない、と伝えたうえで断りを入れる。
※「ネット上での口コミを見て興味が持てない」というのは、現実性に乏しく、あまりおすすめできません。ただ、その際はその口コミ内容を伝えたうえで、実際はどうなのか聞いてみると良いでしょう。また、転職エージェントの担当者によっては、「口コミサイトは当てにならないし、見ない方がいいですよ。」とあなたに言ってくる場合もあります。そういった担当者に当たった場合は、担当者を変更してもらうことも視野に入れたうえで興味が湧かず断りたい、と意思を表示しましょう。
逆に、以下のような断り方はやめましょう。
- 理由を伝えることなく断りを入れる。
- 最初の対面時ではなく、後日メールでの紹介があった場合、そのメールを無視して返信しない。
このような対応を行うと、その後紹介される求人がガクっと減ってしまうなど、担当者にとってのあなたの対応優先度が低くなってしまい損につながります。
転職エージェントから紹介された求人情報に興味を持った場合、その求人情報の背景を把握しましょう。
転職エージェントとの面談時、もしくはその後日、転職エージェントからあなたの希望に合うと思われる求人情報の紹介を受けます。その際、「お!これはぜひ受けてみたい!」という瞬間が訪れることがあるでしょう。その際は、転職エージェントに対して、あなたがその求人に興味を持っていることを伝えるとともに、併せて以下のように質問してみましょう。
- なぜ中途社員が必要なのか(例、新しいポジションか、既存社員が辞めた埋め合わせか、業績向上による人員増強か、など)
- いつ頃から募集しているのか。
- 現時点で決まっていない理由は何なのか。
- 面接に受かる人にはどんな傾向があるのか。逆に落ちる場合はどんな傾向があるのか。
このような確認を行い、得られた情報を書類選考・面接対策に反映することで、あなたの転職成功確率が高まることでしょう。
転職エージェントの担当者と合わない場合は、担当者変更を要求しましょう。
転職エージェントから求人情報の紹介が始まった後が一般的ですが、次のような場合は担当者に直接、担当者変更を依頼しましょう。
- うまく付き合おうと努力を重ねたが、人間としての相性も含め自分とは合わない。
- 見当違いの企業ばかり紹介してくる。
- 求人情報について、担当者自身が詳細把握できていない。
- メール返信等、対応がとても遅い。
転職エージェントにとっても、避けたいのはあなたが他の転職エージェントに逃げてしまうことです。そのため、その担当者に対して、思い切って担当者変更を依頼しましょう。
その際、注意点は以下のとおりです。
- (これは必須です!)これまでサポートしてもらった感謝の気持ちを伝える。
- 転職活動に慣れていないため不安が大きく、「他の担当者の意見も聞きたい」と伝える。要するに、その担当者に外れて欲しいのではなく、別の担当者の意見も聞きたいと伝える。
このように依頼すれば、悪い印象を与えることなく、スムーズな担当者変更につながるはずです。
主導権は転職エージェントではなく、あなたにあることをしっかり肝に銘じましょう。
これが一番重要なのですが、転職エージェントと面談を行い、その後コミュニケーションを続けていく中で、あなた自身の気持ちや担当者との相性によって、「何のために転職活動をしているのか」よく分からなくなってしまう場合があります。
転職エージェントは転職のプロとして、あなたと対等の立場で接してくることが多いです。ただ、中には「どんどん応募しないといつまでも決まりませんよ。多少希望と違ったとしても、まずは受けてみましょう」など、とにかく数をこなすよう促される場合もあります。
その際、転職エージェントに振り回されることなど決して無いよう「主導権は自分にある」ということを肝に銘じましょう。「転職エージェントと上手に付き合う」というのは、「転職エージェントを上手に使いこなす」ということです。
決して高慢な態度を出してはいけませんが、「この転職希望者にはぜひ成功して欲しい!しっかり協力しよう!」と、気持ち良く仕事をしてもらうようにしましょう。担当者もあなたと同じ人間です。「最低限のビジネスマナーを守る」「約束は守る、できない約束はしない」「なるべく早めの対応を心がける」など、普段の仕事と同様の感覚で接しておけば間違いないと言えるでしょう。
まとめ:評判の良し悪しは、関東でIT業界に転職したいかどうかによる。
レバテックキャリアについて、必要な情報は全て提示しました。
関東、特に東京を中心に転職を考えている方、IT業界で個性的なスキルを活かして活躍したい方には間違いなくおすすめです。マイナビエージェントITとよく比較されますが、登録するための入力内容は同じですし、どちらも無料です。両方利用して、転職市場価値を知るための情報収集として使ってみても良いのではないでしょうか。
理想の転職が実現できるよう、少しでも参考にしていただければ光栄です。
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