5章:変数の役割

こんにちは。エンジニア大学編集部です。

前章では変数について学習しました。

本章では、変数の役割について学習していきます。

なぜ変数を使うのか

そもそも、なぜ変数を使うのでしょうか。

それは、

  • 値に名前をつけて分かりやすくするため
  • プログラムの汎用性を高くするため
  • 値の変更をしやすくするため

などがあります。詳しく見ていきましょう。

値に名前をつけて分かりやすくするため

以下の2パターンでは、どちらが分かりやすいでしょうか。

  • 「りんご、バナナ、レモン、みかん」などを使います
  • 「フルーツ」を使います。

前者の場合、「りんご、バナナ、レモン…なるほど。フルーツを使うんだな」となりますが、後者の場合は、フルーツを使うと書いてあるので、直感的に理解できるかと思います。

このように、変数を利用する際も、分かりやすい名前をつけることでコードが読みやすくなるという利点があります。

プログラムの汎用性を高くするため

以下の図をご覧ください。

10000という値が、3か所全てに使用されています。

それなのに、毎回「10000」を入力するのは手間がかかります。

それでは変数を使用してみましょう。以下の図をご覧ください。

変数numに必要な値を入れ、それを汎用的に使うことで楽にコードを書くことができました。

値の変更をしやすくするため

先ほどの例で、変数を使用しない場合、3か所全てに「10000」を入力していました。

「10000」を「15000」に変更するとどうなるでしょうか。

では、変数を使うとどうなるでしょうか。
上記のように、変更する箇所は変数のみの1か所で済みます。

まとめ

これまで紹介したように、変数を使用することで間違いを減らし、コードを書くのが楽になることがお分かりいただけたかと思います。

変数の使用はプログラミングの基礎でもあります。しっかり学んで、次章以降に応用させていきましょう。

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