こんにちは。エンジニア大学編集部です。
前章では変数について学習しました。
本章では、変数の役割について学習していきます。
なぜ変数を使うのか
そもそも、なぜ変数を使うのでしょうか。
それは、
- 値に名前をつけて分かりやすくするため
- プログラムの汎用性を高くするため
- 値の変更をしやすくするため
などがあります。詳しく見ていきましょう。
値に名前をつけて分かりやすくするため
以下の2パターンでは、どちらが分かりやすいでしょうか。
- 「りんご、バナナ、レモン、みかん」などを使います
- 「フルーツ」を使います。
前者の場合、「りんご、バナナ、レモン…なるほど。フルーツを使うんだな」となりますが、後者の場合は、フルーツを使うと書いてあるので、直感的に理解できるかと思います。
このように、変数を利用する際も、分かりやすい名前をつけることでコードが読みやすくなるという利点があります。
プログラムの汎用性を高くするため
以下の図をご覧ください。
10000という値が、3か所全てに使用されています。
それなのに、毎回「10000」を入力するのは手間がかかります。
それでは変数を使用してみましょう。以下の図をご覧ください。
変数numに必要な値を入れ、それを汎用的に使うことで楽にコードを書くことができました。
値の変更をしやすくするため
先ほどの例で、変数を使用しない場合、3か所全てに「10000」を入力していました。
「10000」を「15000」に変更するとどうなるでしょうか。
まとめ
これまで紹介したように、変数を使用することで間違いを減らし、コードを書くのが楽になることがお分かりいただけたかと思います。
変数の使用はプログラミングの基礎でもあります。しっかり学んで、次章以降に応用させていきましょう。
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