こんにちは。エンジニア大学編集部です。
前章では、繰り返し処理の基本であるfor文について学びました。
本章では、while文について学んでいきます。
while文とは
while文はfor文と同様に、繰り返し処理の1種です。
for文では for ()の括弧内に「初期値、条件式、増減式」を記述していましたが、while文では条件式のみを記述します。
初期値と増減式を記述しないので、それぞれを別で定義する必要があります。
早速コードを見てみましょう。
このように、初期値は予め繰り返し処理のスコープ外で定義し、変数の更新は()内ではなくwhile文のスコープ内で行います。
for文とwhile文の使い分け
ここまで学習してきた方の中には、「while文よりfor文の方が短く見やすいからwhile文使わなくて良いかな」と思っていらっしゃる方も多いかと思います。
しかし、for文とwhile文はしっかりと使い分ける場面があります。
それぞれの特徴と使い分ける場面について解説していきます。
for文を使う場面
for文は以下のように定義して使用すると前章で学習しました。
このように、for文は初期値と条件式、変数の更新が()に内包されています。
ここで連想配列などの複雑な値を扱ってしまうと、処理の内容が分かりづらくなってしまい扱いづらいプログラムになりかねません。
ですのでfor文では、決まった回数の処理など、カウントの増減で処理を行うプログラムを扱うと良いでしょう。
while文
for文に対してwhile文では()内に初期値と変数の更新内容は記述しません。
whileで使用する初期値の読み込みは、whileの宣言より以前に宣言されている変数や配列を用います。
ですのでwhile文では、設定済みの配列や値の集まりに条件だけを指定して処理を行うプログラムを扱うと良いでしょう。
for文とwhile文の使い分けまとめ
for文は予め決まっている繰り返し回数での処理に適しており、while文は条件ごとに値を処理するのに適しています。
Qiitaなどの技術ブログサイトを例にすると
- 技術サイトの新着記事10件を取得したい場合は「for文」
- 技術サイトのPHPに関する記事を一覧で表示したいときはwhile文
という使い分けが好ましいでしょう。
まとめ
本章ではwhile文について学びました。
for文と似ていますが、しっかり使い分けられるよう意識して取り組んでいきましょう。
次章ではbreak文について学習していきます。
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