5章:変数

こんにちは。エンジニア大学編集部です。

前章では文字列の連結について学びました。

本章では「変数」について学んでいきましょう。

変数とは

変数とはデータを格納する箱のことをいいます。

例えば、「みかん」と書いてある箱があったとします。

そのみかんの箱に「みかんを10個」入れるとしましょう。

そうすると、みかんという箱にみかんが10個入っていることになります。

プログラミング的に表すなら、「みかん」という変数「10」の値が入っているということになります。

変数を定義する

それでは早速、実際に変数の定義の仕方について学んでいきます。

変数は以下の図のように、「let 変数名 = 値;」として定義します。

ここの「let」とは、「今から変数を作るよ〜」という宣言になります。このletがないと変数は作れません。

また、変数名は必ず英語にしましょう。ひらがなやローマ字は好ましくありません。

そのほかにも、変数名には以下のようなルールもあります。

  • 文字、数字、アンダーバー「_」、ドル「$」のみを使用する
  • 先頭の文字に数字は使用できない
  • 予約語(letやclassなど、JavaScriptで使用する単語)と同じ名前は使用できない
  • 大文字と小文字は区別される

多くて覚えるまで大変かと思われるかもしれませんが、「小文字+英語」で変数名を付ける。と覚えておけば、基本は大丈夫です。

変数の使い方

実際に変数の使い方について学んでいきます。

変数の中身を出力するには、以下の図のように「console.log(変数名);」とすることで、コンソールに出力することができます。

よくある間違いとして、以下の図のような間違いがあります。

変数を出力する際に、変数をダブルクォーテーション「””」で囲んでしまうと、その変数名が文字列として扱われてしまいます。

変数として出力する際は、ダブルクォーテーションは付けないように気をつけましょう。

まとめ

本章では以下のことについて学びました。

  • 変数とは、データを格納する箱のこと
  • 変数の定義方法
  • 変数の使い方

コーディングをする際、変数は非常に多くの場面で使用します。

次章以降でも、変数を応用した学習があります。まずはここで、基礎をしっかり抑えておきましょう。

次章では、変数の役割について学んでいきます。

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